お金がなくてスキルアップができないという悩みをもつ方が増えていると思いますが、ある程度の余裕があっても費用を抑えてスキルアップできたら嬉しいですよね。
この記事では東京都の職業訓練制度について概要を説明します。
新型コロナ禍で今働いている業界の将来性に不安があり、異業種・異業職への転職を考えている方は参考にしてください。
東京都の都立職業能力センターとは?
都道府県の中でも最大の人口・税収入をもつ東京都は、職業訓練についてもとても充実していて、東京都を4つのブロックに分けて、9カ所に職業訓練校が設置されています。

対象者
都立職業能力開発センターが対象としているのは、
・新たに職業に就かれる方
・求職中の方
・転職を希望している方
・働いている方
・障害者の方
で、 希望する職業に必要な知識・技能を身につけるための施設です。
働いている方向けには、キャリアアップを図るための短期講習があります。
募集内容・科目
学歴は関係なく、毎年複数回の募集があり、中学・高校卒業者向けには推薦制度もあり、母子家庭向けの優先枠を設置もされています。
ネットの情報ではわかりにくかったり、ご家庭ごとの事情によって確認したいことも異なると思いますので、不安や疑問は溜めずに下記の窓口へ相談することをお勧めします。

科目は種類も多く、2〜3ヶ月の短期から2年間の長期までありますし、有料のものと無料のものに分かれています。
大まかなカテゴリーは下図をご覧ください。

例としてIT系の授業で無料のもの上げると、
・3次元CAD
・セキュリティサービス
・ネットワーク施工
・DTP
・エンジニア基礎養成
などがあります。
有料のものだと、
・OAシステム開発
・IoTシステム
・ネットワークプログラミング
・Web設計
などがあり、1年間の講習となります。
費用
有料の場合は年額で118,800円、無料の授業も教科書や作業服代については自己負担です。
次の条件に該当する場合は授業料の免除制度がありますので、ご自身が当てはまるか確認してください。
・生活保護受給世帯
・障害者手帳所持者
・激甚災害等被災者
・高等学校等を卒業又は修了していない者
募集時期
2021年は、4月、6月、7月、8月、10月、12月の募集があり、事前に見学会も実施されているので気になる方は見学会への参加をお勧めします。
詳細については、2021年東京都職業能力開発センター入校案内を参考にしてください。
取得できる資格・資格取得のための受験資格
職業訓練で取得できる資格もたくさんあります。
・第二種電気工事士
・ガス溶接技能講習修了証
・ボイラー実技講習修了証
・実務者研修修了証明書(介護福祉士受験の要件)
・自動車車体整備士試験の実技試験免除
あなたが興味を持っている分野の資格や、資格の受験要件を満たすことのできる科目がないかについては、上述の窓口に問い合わせてください。
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